代表からのメッセージ
ドラッグストア業界を目指す
学生の皆さんへ
外国人観光客の増加や化粧品需要の回復などで、都市型店舗にも以前の活気が戻りつつあるドラッグストア業界。現在は年間を通して右肩上がりに推移し2021年度で5.1%、2022年度で6.6%と出店攻勢が続いています。
ドラッグストアの店舗に調剤室が設けられる「調剤併設ドラッグストア」と呼ばれる形態も増えており、従来の医療機関の門前立地にとらわれない「面対応(面分業)」と呼ばれる店舗数も増えてきました。また、在宅医療や健康サポートなど、地域の健康を守るためにさらなる役割が求められるようになり、薬局が対応するサービスの幅も広がってきています。
これを聞くと「薬局業界はまだまだ成長するのでは?」と思いがちですが、「高齢社会に伴い増え続ける医療費を国は何とかして抑えなければならないという国の方針を考えれば喜んでばかりいられません。
調剤報酬額が年々厳しく改定され、慢性的な薬剤師不足、薬剤師の偏在、薬剤師のあり方の変化が求められています。(対物業務から在宅医療、後発医薬品の調剤、他職種連携や服薬後のフォローに至るまで、業務内容の変化が多岐に渡っています)
厚生労働省が2015年10月に公表した「患者のための薬局ビジョン」というものがあります。これは厚生労働省が描く薬局の将来像を描いたものです。その中の重点施策として、2025年までに門前薬局を含め全ての薬局を「かかりつけ薬局」にすると書かれています。この中には①ICTを活用した服薬状況の一元的・継続的把握、②24時間対応・在宅対応、③医療機関をはじめとする関係機関との連携を担うことが求められています。
ユニバーサルドラッグは全薬局でかかりつけ薬局に対応し、施設等への処方箋薬配達服薬指導を2店舗(薬局)で対応など在宅医療への取り組みも始めています。
より地域に密着したサービスを提供するために、地域連携薬局または健康サポート薬局の認定取得やオンライン服薬指導・電子処方せんへの対応、処方せんのスマホ配信などのICTへの取り組みも視野にいれて準備しています。また、一人暮らしの高齢者のための地域包括ケアシステムなども将来的には視野にいれています。
当社が創業以来、ドラッグストアは医療従事者としてお客様の健康寿命を伸ばすお手伝いをすること、セルフメディケーションのお手伝いをすることを理念として進んできました。まさに時代が私たちの理念に追いついて来たのです。
当社はドラッグストア業界の中では決して大手ではありませんが、私たち以上に地域に暮らす人たちに密着したドラッグストアはそれほど多くないと自負しています。
「仕事をする、働くって楽しいんだ」そんな言葉が自然と出てくるような、
「ありがとうございます」とお伝えして「ありがとうね」お客様から言われるような、
「あなたから購入したい」とお客様から言われるような、
そんな仲間のいるドラッグストアを目指していきたい。
私たちと一緒に理想のドラッグストアと地域の人たちが安心して暮らせる未来を共に築いていきませんか!

代表取締役社長 篠田 一